6月21日に「夏至」を迎えます。
この日は一年の半分を意味する日として、節気の中でも特に重要なときとされています。
この夏至を開運に活用して、今年の残り半分も幸運に過ごしていきましょう!
いろいろな夏至の意義
二十四節気である「夏至」が決まるのは、天文学上の太陽の位置に根拠を持ち、
春分の日を0度としている太陽黄経が90度となる日を言います。
この日は一年間で最も太陽の南中高度が高くなり、
北半球では最も昼の時間が長くなる日です。
ちなみに北極圏では白夜に、南極圏では極夜となるそうですよ★
(出典:夏至 - Wikipedia)
そんな「夏至」は、様々な国の歴史上で深い意味を持つ日とされてきました。
東洋での夏至
東洋医学や東洋占術で使われる「陰陽五行説」では、一年間の暦を陰陽に分けたとき
冬至の日から夏至の日までを「陽の期間」、夏至から冬至までを「陰の期間」としています。
そして、冬至の日を「極陰の日」とし、夏至の日は「極陽の日」となります。
冬至の日から徐々に増えてきた「陽の気」は、夏至の日に最も強くなって
そこから陰陽の流れが切り替わり、今度は冬至に向かって「陰の気」が増えていきます。
日本では、夏至の頃は梅雨どきにあたるので、あまり実感しにくいですが
この「陽の気」が最大になるというのは、太陽の持つ力が最大になる事を意味します。
四柱推命や算命学の流派によっては、冬至を年の切り替わりとしているものもあるため、
そこから半年後に迎える夏至は「年の半分を超える節目」として重要視されています。
いわば「新月~満月」のサイクルと同じで、
これから「太陽が静かになっていく」陰の時期に向かっていくことになります。
西洋での夏至
西洋占星術では、夏至=太陽が蟹座に入る日と決まっています。
占星術の十二星座は太陽黄経に沿っていて、太陽黄経0度=春分の日が
牡羊座の始まり=十二星座の始まりとなり、
そこから一年と、その内の季節を星座になぞらえて数えていきます。
そして、太陽黄経が90度になる「夏至」の日は、一年の1/4にあたりますので
ちょうど「夏の季節」に入る境目とされ、また極点と考えられています。
夏至を祝う風習
基本的に、日本では「夏至の風習」というものがほとんどありません。
これは、古来より農業国であった日本では、この「夏至」の時期が最も忙しく、
お祝いやお祭りを行う暇がなかったためと考えられています。
国内で有名なものは、三重県伊勢市の二見興玉神社の夏至祭がありますが、
どちらかというと、お祝いの風習は北欧~東欧の国に多いようです。
(参考:三重県観光連盟公式サイト・観光三重)
おすすめの開運行動
このように、一年の折り返し地点である夏至の日は、
これからの残り半年を見つめ、下半期に向けて仕切り直すのに良い日となります。
そのためのお奨めの方法をいくつかご紹介します。
今年の「嬉しかったこと」を振り返る
まずは、満月の日と同様に、この半年間を振り返って
「達成」できたことや「良い方向に向かってきた」ことに感謝をしてみてください。
すぐに思いつかない場合は、文字にして書き出してみるのも良い方法です。
まずは「嬉しいこと」を総決算して、新しいシーズンを迎えましょう♬
願望実現のチェックと調整
長期的な目標がある方は、ここで一旦、その進捗を確認してみてください。
夏至はちょうど、PDCAサイクルの「Check」に当たる時期。
これまでの頑張りの棚卸しをすると同時に、より良くするための計画を見直し、
さらなる前進に向けて調整をするのに最適な時期です。
「明るい夜」を楽しむ
また、今年の夏至点(正確に夏至となる時刻)は19時7分となりますので
この辺りの時間を、文字通り「陽気」に過ごすことも開運に繋がります。
仲の良い人と食事に行ったり、ちょっとした「楽しみ」を実行してみてください。
また、21日当日の日の入り時刻は
- 札幌…19:18
- 東京…19:00
- 大阪…19:14
- 那覇…19:25
となりますので、日没直前の夕日を見るのも運気アップに効果的です!
夏至点ごろの太陽(=今年は夕日)は一年で最も「陽の気」を強く持つため、
意識して見てあげるとパワーチャージになりますよ☀
「陽の気」を取り込むラッキーアクション
夏至を過ぎると、冬に向けて徐々に「陰の気」が増えていきます。
この「陰の気」に負けないため、夏至の日の「最大の陽の気」を補充する方法があります。
特に、陰の気に負けやすい方というポイントがあり、
- 落ち込みやすい方
- 気が滅入るような出来事が続いている方
- やる気が出ないなど「プチ鬱」をよく起こす方
- 天中殺・大殺界・厄年など、低迷期にある方
- 冬季うつや冷え性など、冬に弱い方
などといった方が当てはまります。
そして、夏至の陽の気を補充する方法は、
- 夏至の日当日は、普段より早起きする
- ゴールドのアクセサリーを身に着ける
- キャンドル、または間接照明を灯す(30分程度でOKです)
- 軽い運動をする
- 今年買った衣類をおろす(下着やバッグ等、小物の使い始めでもOK!)
といった行動があります!
これからの季節の負担が気になる方は、ぜひこの陽気を取り込んでみてください♬
振り返り地点も大事な節目です
今年も、早くも半分が過ぎようとしています。
夏至は、これまで頑張ってきた自分を労い、次の季節に向かって調整をするとき。
この時期を上手に活用して、今年の後半へのリスタートを切り、
下半期も幸運を掴みながら、がんばっていきましょう!
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