「新月の日にお願い事をすると、満ちてゆく月の力を受けて実現しやすくなる」
そんな話を聞いたことがあるかもしれません。
当ブログでも、毎月「新月のお願い事」を推奨しておりますが、
その方法やメソッドには非常に多くの言われがあるため、その諸説を考察しながら
自分に合った方法を見つけていこう!というスタンスでご紹介しています。
考察シリーズ4回目の今回は、願い事の文体・構成・文言について研究していきます★
(こちらのシリーズ初回と、人気の2回目記事もよければご覧ください☽)
お願い事の書き方・色々な規則
新月のお願い事を書くにあたって、その「文章の書き方」には一定の決まりがあります。
決まりと言っても、それは決して「守らなければならない」ほど厳密なものではなく、
また難しいものでもありませんが、
願いを叶えるという面では欠かせないメソッドとなっています。
ここでは、諸説ある「書き方ルール」の中でも、
特によく言われている必須の方法を挙げてみます。
完了形で書く
お願い事の文末を「~になりますように」と書くと「それを願っている状態」が
潜在意識に記憶されるそうなので、
願いを書くときは、その願いが「すでに叶った状態」をイメージできるよう
「完了形」の文末で書くものとされています。
例えば「恋人ができますように」と書くのではなく、「恋人ができました」と書くことで
「恋人ができて嬉しい気持ち・幸せな状態」をイメージすることができる、ということです。
ここで、イメージが湧かなかったり不自然に感じるようなら、無理に完了形で書かなくても
「恋人ができそうです」「恋人ができるよう積極的に行動しています」といったように
現在進行形で「願いを叶えている」という形式で書くのも良い方法とされています。
主語は自分
お願い事は「自分が変わることに関する願いのみ」というのが大原則で、
人を変えるための願いはできません。
(人が変わる事を願うのは「呪い」に属する場合がありますw)
ですから、例えば誰かに自分を好きになってもらいたい場合は、
「私は○○さんに好かれている人になりました」といったように
主語を一人称に置き換えて書くようにします。
ただし、自分に関わる環境や状況を変える願いはOKなので、
「私はヘッドハンティングされます」「私の提案で職務規則が変わります」のような願いは
他人が関わっていても、主体的な自分の願いと見做されます。
一文につき願いは一つ
お願い事の数は「2件以上10件以内」というのが原則ですが、
だからといって一つの願い文の中に、複数の願いを入れるのは良くないとされています。
例えば「私はダイエットに成功したおかげでモテて彼氏ができました」といった願いは
「ダイエットに成功する」「モテる」「彼氏ができる」のそれぞれを一つずつ願うのが
適切な方法であるとされています。
肯定文で書く
お願い事は必ず「肯定的」な文章で書くものとされています。
ですから「失敗しない」ではなく「成功する」、「負けない」ではなく「勝つ」と書くのが
効果的な表記方法となります。
これは「言い回しはポジティブなほうが良い」という意味もありますが、
「失敗しない」などの表現は「成功しないことが起こらないこと」という二重否定の形になり
前述の「一文に二つ以上の願いを入れない」原則に反するため、という理由もあります。
ニューエイジ系の書き方
これらの原則的なメソッドの他に、さらに色々な「願いを叶える書き方」が
様々な研究家から提唱されています。
これらは提案者の独自解釈もあるため、多少の好みは分かれるかと思いますが
「プラスアルファの方法」と考え、お好きなものを取り入れてみてくださいね♬
「楽に叶う」という印象の言葉を入れる
願い事文の中に「簡単に」「たやすく」「あっという間に」「気がつけば」といった言葉や
「すんなりと」「スラスラと」「あっさりと」のような表現を入れて、
いとも容易に願いが叶うイメージを生み出すという方法があります。
これは「新月のお願い事」創始者のジャン・スピラー氏も言及していたと言われています。
感謝の言葉を入れる
願い事を完了形で書く際、既に叶ったことを「確定させる」ために
「ありがとうございます」「感謝します」などの言葉を入れる方法があり、
これは「感謝の先取り」と呼ばれています。
あらかじめ「叶った体」でお礼を先に言っておくことで、
その願いが確定した未来を、確実にイメージできるようにするメソッドです。
文末は「意図します」と括る
これはアメブロで有名な占星術研究家のKeiko氏が提唱しているもので、
新月は「スタートのとき」であるから「これから願いを叶える宣言」をすべき時として
「私は○○となること(願い事)を意図します」というふうに
お願い事の文末に「意図します」と書く方法です。
このメソッドは「感謝の先取り」や「完了形の文体」を否定していて、
感謝はむしろ「達成のとき」である満月の日にするものと捉えているため
満月の日にも同様に願い事を書き留め、その時に
「ありがとうございます」「感謝します」といった文言を書くものとしています。

新月・満月のパワーウィッシュ Keiko的 宇宙にエコヒイキされる願いの書き方
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詳しいことはこちらの本に書いてありますが、
基本的にこの人は「前例を覆す」的なネタを好むため、賛否は多少分かれると思いますw
ただ、実践のしやすさやおまじない的な楽しさにはズバ抜けた提案が多い方なので、
何から始めればいいかわからない方にはお奨めしたいです。
不確定なワードを入れる
こちらも一部のアメブロ系スピの間で言われているものですが、
お願い事の文中に「たぶん」「かもしれない」「なったらいいな」といった
不確定な言葉を入れておくという方法です。
これは、あらかじめ「たぶん」などと書いておくことで、願いを叶えることへの執着を捨て
もしも叶ったら、それはそれで喜び倍増!というシステムらしいです。
書いた後に読み返す
願い事を書き終えた後、内容を声に出して読むというのも、よく言われている方法です。
書いたものを目で見るだけでなく、声に出すことで潜在意識に直接働きかけるほか、
願い事に違和感がないか、読んでみてワクワクするか、といった心の動きを
自分で確認できる効果もあるそうです。
最後の2つに書く定型文
お願い事は最大10件までと言われていますが、
このうち最後の2件のお願いを
「私は新月のデクラレーションで、願いが叶い幸せです。」
「私は新月のデクラレーションを行う全ての人と一緒に幸せです。」
の2つに固定させる方法もあります。
これはほとんど広まっていないメソッドのようですが、
その秘伝っぽさゆえか、実践者はそれなりにいるように感じます。
これは、自分の願い事を削って「全ての人と一緒に幸せになる」と願うことで
慈愛と融合の心が生まれ、全ては一体である(oneness)と理解することで、
自分の願いも人と一緒に叶っていくという考え方に基づいているようです。
(引用元:ネイバーまとめ。メディアではここにしか書かれてない情報でした)
考察
ここからは個人的な考察となりますが、
お願い事の書き方はおおよそ似通った「引き寄せ的」ルールにまとまることが多い所感です。
その中で、解釈が分かれやすいポイントは「感謝の先取り」の部分に多く見られています。
感謝を先に言うこと、また「叶った体」の完了文は支持の強いメソッドではありますが、
まず「お礼を先に言っておく」という事に不自然さを感じる人が少なくないことと、
(「トイレを綺麗に使っていただきありがとうございます」と同じ形式なので、苦手な人も一定数います)
やはり「新月は始まりのとき」ですので、これから願い事を「育てていく」時期のため
結論と感謝を言ってしまうのは早すぎる、という意見も多いです。
これらに関して結論は、お好きなほうを採用してください、というのが正解ですが
どちらも採用したいという方のために、私が提案したい「折衷案」は
「なります」「します」という「宣言の形」で書いておく方法です。
そうすると、完全な「完了形」にはならないため、新月という時期にも適合しますし
文末に「ありがとうございます」と付け足しても
「(ここまで)ありがとうございます」「(応援)ありがとうございます」
のようなニュアンスを含むため、目標の宣誓という意識を持ちやすいと思いますw
さらに、この「宣言の形」は、あくまで自分に対する目標設定と思えるメリットもあります。
これなら「願い事」にちょっと照れや抵抗を感じる方でも受け入れやすく、
実践のハードルがわりと下がるのではないかと思っています♬
イメージとしては、手帳やカレンダーに未来の予定を書き込むようなものと思ってください✧
おわりに
この記事は、随時更新の予定で書いています。
お願い事の書き方にまつわる、様々な説を収集しシェアしながら
今後も研究・考察し続けるつもりなので
こんな話もあるよ!といった情報や、これについても考えてほしい!というご意見があれば
どんどんお寄せくださいね。お待ちしています!
あわせて読んでほしい♡シリーズ3回目は「お願い事を書く紙」についての検証です!