誰しも、辛い時期や寂しいときはあるものですが、
その「乗り越え方」は、一筋縄ではいかないものです。
もしも、そういったネガティブな心境に陥ったとき、どうすれば早く回復できるのか、
そのヒントになる方法を紹介させてください。
(飛ばしていいよ!)イントロダクション
いきなりこんな話になった経緯ですが、
実は最近、私自身が少々落ち込んでおりました。笑
ここの所「なんで他の人は良くて、私はダメなの!?」と思わせるような出来事が続き、
それを表に出せないしんどさに負けていました。
「なんで自分だけダメか」って、そんなの努力不足か工夫不足に決まってるから、
愚痴という体でも人に言いにくい。
人に言えば、最悪の場合「自意識過剰」や「厚かましい」と見られかねない。
(「逆にその程度で、皆と同じと思ってたの?」みたいな)
だから「他の人はきっと、自分が知らないところで凄い努力をしてるからに違いない」と
自分を納得させるけど、そのせいで余計に
「私だってそのくらい頑張ってるのに!?」という気持ちが強くなってしまう。
こういう悪循環をしてしまう人、私だけじゃないと思ってますw
私が尊敬してやまない女性が提唱しているメソッドがあるのですが、
それが、このような「考えすぎて感情的になった状態」を紐解くのにすごく役立ちます。
ちょうどかに座新月のときに「思考と感情」というテーマを出したのも、この方の影響。笑
意識的に行うとすごく楽になるので、少し紹介させてくださいね☆
その気持ちは、そのままにしておく
ひどく落ち込んだとき、不安なとき、どうしようもない怒りが湧いているとき、
どうにかそれを消そうと思いがちです。
「そんな事を考えないようにしよう」と思ってみるけれど、結局消えなくて、
勇気を出して吐き出してみても、全然スッキリしない…。
そんな経験に心当たりがあるようでしたら、その「消そう」という考えが
逆効果になっているかもしれません。
感情は、抑え込もうとすればするほど、大きくなって爆発しやすくなります。
ですから、ネガティブから抜け出すためには、むしろこの感情をしっかり感じることが
いちばんの近道になります★
そして、その「感情を感じる」とはつまり、
今の気持ちをそのままにしておいて、その気持ちに浸ることなのです。
怒っているなら、怒ったまま。不安なら不安なまま。
ちゃんと、あるはずの感情を無視しないことが、いちばん必要なことなんです。
そのままにしておいた感情からは、いろんな思いが吐き出されます。
そうしたときのヒントも補足しますので、参考にしてくださいね。
正しくない事を考えてもいい
私も長い間勘違いしていたのですが、
「理不尽なワガママや、筋の通らない要望を考えてはいけない」
これは、確かに正論なんですが、別に人様に言わなければ良いだけで、
心の中で考えるぶんには自由なんですよね。笑
「考えていることは行動に出てしまうから、正しくないことを考えてはいけない」と
ずっと思っていましたが、実はそれは全くの逆で、
例えば「私の思い通りになりなさいよ!」と心の中で思っているのを認めている人ほど、
抑え込んだ感情がないぶん、人には優しくなります。笑
思うだけなら誰も困らないので、抑え込まないこと。
否定も肯定もしない
「そのままにしておいた自分」から、思ってもみなかった感情が出てくる場合があります。
「もっと構ってほしい」「自分のほうがすごいのに」「俺様が一番じゃないと嫌だ」など、
普段の自分なら思いもしないような言葉が出てきて、恥ずかしく思うかもしれませんw
(私も普段は「私だって頑張ってるのに!?」なんて言いませんよw)
でも、そういう感情は「ただ、ある」だけのものですので、
それを「良い/悪い」とか「正しい/違う」で、判断しなくてもいいんです。
つまり、どんな気持ちが出てきてもいいし、何にもしなくていいんです!
自分が「そういう気持ちを抱えている」という、事実さえ分かればOK!
どうにかしようとしない
自分の抑えてきた本心が見えてくると、恥ずかしくていたたまれなくて
とにかくどうにか、解決したくなると思います。
あるいは落ち込みすぎて「このままじゃダメだ」と焦ってしまったり。
でもここで足掻かずに、自分を俯瞰するつもりで、そのままにしておいてください。
「あぁ、私って、実はそんなに怒ってたんだな~」とか
「頑張ってる自負があったんなら、そら凹むわ~」とか。笑
強引にポジティブに考えようとすると、最終的に逆効果になってしまいます。
無理に解決しようとしない。そのままにしておく。
深みにはまりすぎたら、人の助けも借りよう
ただし、あまりにも長い間「感情に浸る」から抜け出せなかったり、
極端に気持ちの切り替えができなくなったと感じたら、
無理せずに病院の受診も考えてみてくださいね。
「うつ」って脳が正常に働かなくなる状態のことらしいので、ものが考えられなくなったり
「何かわからないけど悲しいから悲しい」のような気持ちになった場合は
医療の手も借りてみてくださいね。
セルフケアもこだわりすぎず、医療も手段として考えておく。
消化すると、その先が見えてくる
この方法の目的は、感情を消化させるということにあります。
嬉しいことがあった時、その嬉しい気持ちを感じきると、ひと段落ついて治まってきますが、
他のネガティブな感情も同様で、しっかり「あぁ、嫌だった!」と感じきってあげると
解消しようとするよりずっと、キレイな形で「消化」できるのです。
そして、消化された心の中には、もうモヤモヤと抱え込むものが無いので
「じゃあ、どうしたいか?」という次の答えが浮かんでくるものなんです♡
自分の気持ちを聞くって、なかなか難しいし気恥ずかしいものですが、
落ち込んだときは一番の心強い味方になってくれますので、
このメソッドがその助けになれば幸いです♡
♡追記♡
ブックマークやコメントで、たくさんの反応、ありがとうございました!
元ネタはこちらの本です!

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