2020年6月10日は「入梅」の日です。
あまり聞き慣れない名前ですが、この日もまた、季節の重要な節目として
日本では古くより親しまれてきました。
この「入梅」を生活に取り入れ、更なる開運を目指しましょう!
入梅の意味
「入梅」とは、毎年6月中旬頃に訪れる「雑節」のひとつで
梅雨の時期になり始める頃を示すものです。
「雑節」とは、こよみの中で二十四節気の補足のような位置づけのもので、
農業暦が使われていた時代に、季節の変化点を表す指標として扱われてきました。
(入梅のほか、「八十八夜」や「二百十日」なども雑節の仲間です。)
「梅雨入り」との違い
本来、入梅とは「梅雨入りの目安となる日」を表すものでしたので
「梅雨入り」と意味は同じものではあります。
現代では、正確な梅雨入り日が気象庁から発表されますが、
古来の時代では「入梅」の日を梅雨入りと計算し、農業の計画に役立てていたようです。
その「入梅の計算方法」とは、
芒種の日の後、最初に訪れる壬(みずのえ)の日と決められていました。
「芒種」とは、6月の月変わりとなる「節気」の日ですが、
その後最初の「水」の気にあたる日から、本格的な梅雨になると見做したのです。
ただ、現在では「太陽黄経が80度になる日」と定義づけられていて、
二十四節気と同じように、太陽の動き(地球の公転軌道)に合わせて決められています。
そして、その公転軌道から2020年の「入梅」にあたるのは、6月10日となるのです!
入梅の日の開運フードとは?
日本では、季節行事を食べ物でお祝いする文化が多くありますが、
この「入梅」の日にも、そのような行事食が存在します。
それが「イワシ」と「梅」なのです!
「入梅イワシ」というお祭り
入梅の頃、イワシは旬の時期を迎えることから「入梅イワシ」と呼ばれ、
例えば千葉県銚子市では「入梅イワシ祭」が開催されるなど、行事としても有名です。
銚子のお祭りは毎年1か月以上に渡って開催されていますが、
今年は時期も時期ですから、開催予定はないようです。
最近では銚子市のほか、北海道などからもお取り寄せ購入できるようですので、
お祝いされた鰯を選んで頂いてみるのも良い案です♬
旬の梅は、風水的にもラッキーフード!
また、あまり有名ではありませんが、入梅の食べ物には「梅」も勧められています。
これは、この時期「梅の実」が最も旬になるため、
また「入梅」の字になぞらえる意味からも、梅を取り入れると良いと言われています。
(もともと「梅雨」という言葉も、「梅の時期の雨」という由来があります❀)
この梅雨の時期は、干支では「午(うま)の月」にあたり、
「火の気が最も強い月」とされているのですが、
実際は雨や湿気が多いため、風水では「火と水が喧嘩する時期」とされています。
そこで、火と水の間を取り持つ「木」の気を取り入れることで
運気のバランス調整をする=開運になる!と考えられていますが、
ちょうど「木」の気といえば「酸味」ですから
旬であり、酸味もある「梅」は、非常に梅雨時に適した食べ物となるのです!
お奨めの食べ方
そんな運にも良い行事食たちですが、さらに開運するための食べ方の提案として、
2020年の6月は四緑木星の月となりますので、
梅そば・梅パスタ・鰯うどんなど、麵類で頂くことがお奨めです!
また、干支が壬午の月でもありますので、特に「火と水の間を取り持つ木の酸味」を
積極的に取りたい時期でもあるため、その他にも
- 梅酒・梅サワー
- 梅シロップの炭酸水割り
- 鰯のレモン竜田揚げ
- 鰯の酢締め
- 鰯の梅煮
などもお奨めです!
梅雨を楽しく!
湿気が多く、過ごしにくい梅雨の時期ですが、
季節に合ったしきたりを取り入れ、開運しながら楽しんで過ごすことも
風水や行動術の本質のひとつです。
日本で親しまれてきた行事食を大切に味わいながら、開運生活を楽しんでいきましょう♬
新型コロナウイルスに罹患された方々へ、謹んでお見舞いを申し上げますとともに
一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
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